米衛星ラジオ放送局の通信衛星、打ち上げに成功…ILSが打ち上げを担当
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打ち上げ場所はカザフスタン・バイコヌール宇宙基地。現地時間26日午前0時9分に発射されたロケットは9時間11分後に衛星と分離した。ILSによるプロトンロケット打ち上げは83回目。ロケットの開発・建造はロシア・クルニチェフ国家研究生産宇宙センターが担当した。
「シリウスFM-6」は、効率性に優れるXバンドアップリンク中継器とSバンドダウンリンク中継器を搭載する。人工衛星の基本的機能であるバス機器はスペースシステムズ/ロラール(SSL)の「SSL 1300」を採用。運用年数は15年。軌道位置は西経116.15度。
ILSがシリウスXMの人工衛星を打ち上げるのは6回目。ILSのスラック会長は10年以上に渡ってシリウスXMと協力していることに触れ、「今回の打ち上げ成功にあたり、シリウスXM、SSL、クルニチェフの全スタッフに感謝したい」とコメントした。
《日下部みずき》