iPhoneやタブレット、車内での安全と電源問題に活路

自動車 ビジネス 企業動向
アームを自在に動かせるEC-153 フレキホルダー
アームを自在に動かせるEC-153 フレキホルダー 全 28 枚 拡大写真

活況を呈するモバイルガジェット市場。予約待ちが続くiPhone5やRetinaディスプレイを採用した新iPad miniなどApple商品に続き、NECも今月から1万円台のタブレット「LaVie Tab E」を投入した。

Appleは2010年のデビュー以来、iPadの累計販売台数が1億7000万台を超えたと発表。増加するユーザー数に伴い、音楽、ナビ、燃費管理など、スマートフォンやタブレットを車に持ち込むユーザーも必然的に増加していく。

自由な場所で使うホルダー

車内と車外をシームレスに結びつけるモバイル機器。車内での安全な利用を支えるカーグッズを展開するのが星光産業だ。これまで車載アクセサリーを展開してきたノウハウを応用している。

EC-153 フレキホルダーは、思い通りにの方向に曲げることができるアームが特徴。見る角度を自由に変えられるので、設置する場所を選ばない。長いネックは運転中に振動を受けてしまいがちで安定させるための補助パーツも用意されている。吸盤とゲルの組み合わせで、しっかりと設置することが可能。

ホルダーのカラーは、車内の装飾や視界の邪魔にならないブラックで統一。どちらも、ダッシュボードの下部や助手席側に付けることができ、視界を広く確保できるうえに車外からの見た目もすっきりとした印象になる。

また、7インチタイプのタブレットに最適なホルダーも用意している。カーナビの大画面化や、iPad miniやNexus 7などで、携帯電話よりも大きな7~8インチ画面は情報を見やすく表示し、安全な運転にもつながる。

電源補給はシンプルデザインが鍵

モバイル機器の車内充電アクセサリーとしてEM-119がある。前席のヘッドレストに装着できるコード長2mのUSB&ソケットで、三口のUSB電源と二口の12V電源が接続できる。後部座席でのモバイル機器利用をサポートする。

製品企画室の若槻浩隆室長氏は「携帯電話やiPad以外にもゲーム機やカメラなど、USB対応の電化製品が増えてきています。お子さんがゲームをしたりする際に、後席でも充電したい…という需要に応えました」と話す。また、「これまではコードの長さが足りなかったり、シートの下に設置しなければならないものばかりでしたが、やはり目の前にあった方が使用しやすい。ヘッドレストという位置に持ってくることによって、利便性を高めています」(若槻氏)という。

こだわったのはシンプルなデザイン。"分かりやすく、子供の目線にあっても気にならないようなもの"を目指し、金属の露出部分を抑え、ソケットにはカバーを付属させるなど配慮。さらに、より効率良く充電ができるよう、Apple製品とその他USB器機の切り替えスイッチも採用した。

ユーザーが選べる多様なラインアップ

その他にも、フロントカバーを開くとスマートフォンも置くことができるドリンクホルダー EB-179/EB-180や、microUSB・USBポート・ソケットが収まったオールインワンソケット EM-120/EM-121などもラインアップに追加。こちらも設置場所にバリエーションを与えている。

どこでどのように使用するか、状況に応じてユーザーが選択できる商品が車内の快適性を向上させる。これまで男性中心だった電化製品のユーザーが、女性や子どもへと広がったことによって、車載グッズのあり方も変化しているようだ。

《吉田 瑶子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  3. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  4. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
  5. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る