ホンダ、エレシス株を日本電産に譲渡…岩村副社長「ウィンウィンの関係つくれる」

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ホンダ 岩村哲夫副社長
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ホンダは10月30日、子会社で車体系電子制御ユニットの開発、製造を手がけるホンダエレシスの株式を日本電産に譲渡すると発表した。ホンダはエレシス株の60.8%を保有しているが、すべて日本電産に売却し、資本関係も解消する。

ホンダの岩村哲夫副社長は同日開いた決算会見で「電子制御部品はコストダウンや軽量化の要求から、モーターなど機械部品との一体化がどんどん進んでいる。モーターとアクチュエーター技術で世界トップレベルにある日本電産とホンダエレシスが一体化することで、この今の流れの中で非常に強い商品群を今後開発できるのではないか」と株式譲渡の背景を語った。

さらに「今のホンダエレシスの技術と日本電産の技術が融合することで、私どももその恩恵を十二分にあずかることができる。基本的に今後、日本電産とホンダエレシスは色々な分野で色々な顧客層を開拓していくと思う。そういう中でホンダの枠を外れて自由に、様々な可能性にチャレンジすることで、お互いがウィンウィンの関係をつくれる」とも述べた。

ホンダエレシスは車体制御エレクトロニクスの強化を目的に2002年、ホンダ、NEC、ショーワ、日信工業との合弁で設立。ホンダ保有の株式譲渡後も本社および工場所在地、従業員など変更はないとしている。

《小松哲也》

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