【WRC 第12戦】逆転優勝のオジエ「僕らに幸運があった」

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セバスチャン・オジエ
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ラリースペインで劇的な逆転優勝を果たしたフォルクスワーゲンのセバスチャン・オジエが報道陣のインタビューに答えた。

質問:「何とも信じられない結果ですね…いまはどのような気持ちですか」

オジエ:「とても良いね!僕がスペインで記者会見をしたのは2008年のJWRCのプレイベントでのことだ。それ以来、僕はここで良い結果を出せなかったからね。僕達の作戦はスタートからプッシュして、ギャップを作り上げることだった。僕達は金曜日の夜に良いスタートをしたが、完全にペースに乗れなかったし、タイヤの摩耗に苦しんでいた。通常の場合、それは僕の強みだが、今回僕は他のドライバー達よりタイヤを使い過ぎていた」

「土曜日に僕はリスクを犯してプッシュしたが、こんどはタイヤをパンクさせてしまった。日曜日に僕達は4番手からスタートした。良い作戦だったが、ダストがあって簡単な仕事では無かった。僕達はリスクを犯さねばならなかったが、ペースノートはとても正確で、僕はとてもハッピーだったよ。何が最も大切だったかと言えば、フォルクスワーゲンの為にタイトルを獲得したことだね」

質問:「あなたは日曜日のラリーを45秒遅れでスタートしましたが、目覚めた時に絶対に勝ちに行くと思いましたか?」

オジエ:「チャンスがあるのはわかっていたが、最初にどれくらい追いつけるか予想するのは難しかった。僕達がダストのトラブルを抱えることを知っていたし、実際にそうなったよ。それがクリアになった時、それは僕にアドバンテージを与えてくれた。ミッドデイ・サービスで15秒差にまで詰め寄っていた時、僕は自分のチャンスをもっと信じるようになっていた。自分ができるという自信があったね。ヤリ‐マティにとっては第2ループでも道路を最初に掃き清めなければいけなかったので、困難だっただろうね」

質問:「多くの勇気が必要だったでしょう…あなたはダストの中でペースを保持しました」

オジエ:「実は当初、僕はこのコンディションを楽しんでいなかったよ。僕は勝つために戦うことにモチベーションを感じていた。自分の勝つチャンスを失いたくなかったし、そのための一部分がリスクを犯すことだった。危なかったのはパンクをしたことだったが、今回僕達はラッキーだったよ。パンクした状態で走ったのはたったの4キロメートルだったからね。ラリーに勝つには、いつも少しの幸運が必要だ。今回僕達にはまさに幸運があったんだ」

《河村兵衛》

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