JR北海道、道東地区で運転する冬季臨時列車を発表…SL列車やトロッコ列車など

鉄道 企業動向

JR北海道は10月30日、道東地区で運転する冬の臨時列車の詳細を発表した。札幌~網走間で『流氷特急オホーツクの風』、知床斜里~網走間でトロッコ列車『流氷ノロッコ号』、釧路~標茶・川湯温泉間でSL列車『SL冬の湿原号』を、それぞれ運転する。

『流氷特急オホーツクの風』は、2月1日から3月9日まで1日1往復運転。札幌7時55分発~網走13時47分着、網走14時17分発~札幌19時59分着のダイヤで運転する。途中停車駅は岩見沢、美唄、砂川、滝川、深川、旭川、上川、丸瀬布、遠軽、生田原、留辺蘂、北見、美幌、女満別の各駅。

車両はキハ183系5200番台「ノースレインボーエクスプレス」5両編成を使用する。車内では限定グッズの販売やモニターによる映画鑑賞など「ゆったり過ごしていただけるイベント」を実施。毎週月曜日は生田原~網走間で木工体験イベントも行う。

『流氷ノロッコ号』も『オホーツクの風』と同じ2月1日~3月9日の運転だが、運転本数は1日2往復。2号:知床斜里8時55分発~網走10時着、1号:網走10時25分発~知床斜里11時22分着、4号:知床斜里11時57分発~網走12時57分着、3号:網走13時57分発~知床斜里14時55分着のダイヤで運転される。

列車はディーゼル機関車と『ノロッコ号』用のトロッコ客車5両で構成され、車窓から流氷に覆われたオホーツク海を一望できる。車内にはダルマストーブが設置されており、車内販売のスルメをあぶることができる。

SL列車『SL冬の湿原号』は、1月18・19・25・26日と2月1日~3月9日に1日1往復運転。運転区間と運行時刻は1月が釧路11時20分~川湯温泉14時14分、川湯温泉14時56分~釧路17時17分。2~3月は運転区間を釧路~標茶間に短縮し、釧路11時20分~標茶12時35分、標茶14時2分~釧路15時19分になる。

列車は原則としてC11形蒸気機関車1両と客車5両、緩急車1両で構成され、釧路行きの先頭は蒸気機関車を逆向きで連結する。ただし1月の釧路~川湯温泉間運転時は客車を1両減らして4両とし、ディーゼル機関車を連結する。ディーゼル機関車の連結位置は、川湯温泉行きは編成の最後部、釧路行きは蒸気機関車の後ろを予定している。

また、1月25・26日は蒸気機関車の重連運転とし、このうち26日は逆向き重連となる。このほか、1月19日と2月22・23日は蒸気機関車を逆向きで運転する。

《草町義和》

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