アルパインが発表した2013年9月中間期の連結決算は、北米や欧州の自動車メーカー向け純正品の販売が好調に推移したため、営業利益が前年同期比232.5%増の37億8100万円と大幅増益となった。
売上高は同32.7%増の1379億8100万円と大幅増収だった。音響機器では、北米で昨年9月から販売開始された日系自動車メーカーの新車に採用された音響製品や米国自動車メーカー向けサウンドシステムの販売が好調だった。
情報・通信機器では、日系自動車メーカーの北米向け新車で、ナビゲーション機能を核としたディスプレイ付き複合製品の搭載率が高まったのに加え、搭載車種の販売も好調に推移した。
また、同社製品が搭載されている欧州高級自動車メーカーの新車販売が、北米と中国で好調だったことから、売上が増加した。
増収や為替差益の効果で、経常利益は同245.3%増の44億7600万円となった。当期純利益は同302.0%増の30億1400万円だった。
業績が好調に推移しているため、通期見通しも上方修正した。売上高は前回予想より280億円増の2700億円、営業利益が20億円増の70億円、経常利益が25億円増の80億円、当期純利益が20億円増の50億円となる見通し。