京都市内の公共交通が乗り放題「京都フリーパス」、本年度も発売

鉄道 企業動向
京都市内の公共交通機関が利用できる「京都フリーパス」。写真は1日フリー版のデザイン。
京都市内の公共交通機関が利用できる「京都フリーパス」。写真は1日フリー版のデザイン。 全 5 枚 拡大写真

京都市内で公共交通事業を展開している各社局は、京都市内の公共交通機関を利用できる「電車・バスでまわる『歩くまち・京都』京都フリーパス」を本年度も発売する。

京都市が市内の公共交通事業者と連携し、2010年度から発売しているフリー切符。各社局によると、複数の公共交通機関を横断的に利用できるフリー切符を発売することで「公共交通の利便性を向上させ、京都市外からのマイカーによる来訪の抑制と市内の交通渋滞の緩和を目指す」としている。

フリーエリアの鉄道路線は、京都市営地下鉄全線と叡山電鉄(叡電)全線、京福電気鉄道(嵐電)全線、JR西日本の東海道本線(琵琶湖線・JR京都線)山科~京都~桂川間、山陰本線(嵯峨野線)京都~亀岡間、奈良線京都~宇治間、近畿日本鉄道(近鉄)の京都線京都~向島間、京阪電気鉄道の鴨東線・本線出町柳~三条~淀間、阪急電鉄の京都線河原町~洛西口間、嵐山線桂~嵐山間。ただし京福電鉄の叡山ケーブルとロープウェイは利用できない。

バスは京都市バスと京都バス、京阪京都交通、京阪シティバス、京阪バス、西日本JRバス、阪急バス、ヤサカバスの各社局が運行している路線バスのうち、一部のコミュニティバスなどを除く京都市内全域の区間で利用できる。

1日フリー版と2日フリー版の2種類が発売される。1日フリー版は12月7日から2014年3月23日までの有効期間中、1日に限りフリーエリアの鉄道・バスが自由に乗り降りできる。発売期間は有効期間と同じで、発売額は大人2000円、子供1000円。

2日フリー版は、京都以外の各地域から京都までの往復切符をセットにしたJR西日本の「京都観光フリーきっぷ」「のぞみ&京都観光フリーきっぷ」として発売される。「京都フリーパス」部分の有効期間は1日フリー版と同じで、期間中の連続する2日間に限り利用できる。主な駅からの発売額は、「京都観光フリーきっぷ」の金沢発が1万3900円、「のぞみ&京都観光フリー切符」の岡山発が1万6000円。大人用のみ設定されており、子供用は発売しない。

《草町義和》

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