トヨタ自動車は、11月20日から12月1日までの12日間、東京ビッグサイトで開催される「第43回東京モーターショー2013」の出展概要を発表した。
トヨタは、前回に引き続き「FUN TO DRIVE, AGAIN.」の考えのもと、クルマの楽しさを追求する未来のモビリティライフを提案。次世代燃料電池自動車『FCVコンセプト』、直感で通じ合える未来のクルマ『FV2』、次世代タクシー『JPNタクシー コンセプト』、次世代スペースミニバン『ヴォクシー コンセプト』『ノア コンセプト』を世界初公開する。
FCVコンセプトは、2015年に市販を開始する次世代燃料電池自動車(FCV)のデザインコンセプト。セダンタイプの専用ボディに、小型・軽量化した自社開発の新型燃料電池(FCスタック)や70MPa高圧水素タンク2本を床下に配置。出力は100kW以上、実用航続距離500km以上を達成する。また、水素充填は3分程度とガソリン車並みの短時間で満充填できる。
FV2は未来の「愛車」を具現化したコンセプトカー。ドライバーの体重移動によって、前後左右の直感的な運転操作ができるほか、音声認識や画像認識などによりドライバーの感情を推測。その感情とともに蓄積された運転レベル情報や走行履歴からドライバーの状態に合わせてお薦めの行き先を提案するなど、移動の楽しさを充実させるパートナーとなる。
JPNタクシー コンセプトは、日本ならではの“おもてなしの心”から生まれた次世代タクシーコンセプト。大開口電動スライドドアに、低いフロア地上高と段差のないフラットなフロアが相まって優れた乗降性を実現。また、タクシーの走行パターンに最適な、優れた環境性能と経済性をもつ新LPGハイブリッドシステムを採用する。
ヴォクシー コンセプト/ノア コンセプトは、広々とした室内空間を実現する次世代スペースミニバンコンセプト。新開発の低床フロアにより、クラストップレベルの広い室内空間や優れた乗降性を実現。2リットルガソリンエンジン車に加え、クラス初の本格ハイブリッドシステムを搭載した1.8リットルハイブリッド車をラインアップし、低燃費と優れた航続距離を実現する。2014年年初に国内発売の予定。
トヨタはこのほか、コンパクトハイブリッドスポーツ『アクア Gスポーツ』をはじめ、3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアしたパーソナルモビリティ『i-ROAD』、オープンFRスポーツ『FT-86 オープン コンセプト』も展示する。