【イクリプス AVN-ZX03i インプレ後編】使いやすさ・楽しさ・快適さの三拍子そろった大画面ナビ

自動車 テクノロジー カーナビ/カーオーディオ新製品
イクリプス AVN-ZX03i
イクリプス AVN-ZX03i 全 9 枚 拡大写真

この秋に新登場した富士通テン・イクリプスの大画面9型ナビ『AVN-ZX03i』。前回のインプレ前編ではセンター連携型の音声認識機能の「CarafL(カラフル)」や説明書アプリ「どこでもサポート」といったスマートフォン連携機能を紹介したが、後編ではナビの基本性能やその他の機能を中心に紹介したい。

◆文字入力もフリックで可能に、スマホ連携機能やクラウド活用も

ユーザーインターフェース面では、従来機種の『AVN-ZX02i』でも、ハイレスポンスのフリックの操作性で好評を博していたがAVN-ZX03iではその機能がさらに進化し、文字入力もスマートフォンのようなフリック入力が可能になった。使ってみると、思いのほかこのフリック入力は快適で、とくにスマートフォンユーザーであれば、キーワード検索利用時の利便性は高まるだろう。

また、スマホユーザーには見逃せない機能も追加された。「MirrorLink(ミラーリンク)」対応スマホだけの対応となるが、スマホの画面をそのままカーナビに表示して操作できるようになったのだ。対象アプリはまだ限られるものの、9型大画面で操作できるわけで、スマホでは得られない快適さを実感できる。既にリリースされているアプリ「Drive Port」「どこCar」「Carニュースリーダー」もこのMirrorLinkに対応。対応アプリは今後どんどん増えていく予定だ。前機種のAVN-ZX02iで話題になった『ニンテンドーDS』との連携機能も引きつづき採用されている。

また、富士通製の対象PCを使っていれば、自宅のPCに収録している音楽や写真をカーナビ側で再生できる専用アプリ「Drive Studio」が使える。富士通の「My Cloud」サービスと連携することで、普段聞いたり観たりしているAVソースが出掛けた先でいつでも楽しめるようになるのだ。AVN-ZX03iの先進性を垣間見ることができる一面とも言える。

◆4スピーカーでも5.1chサラウンド並み

AVN-ZX03iは、ワイドVGA・9型大画面を活かす充実したAV機能も搭載する。モニターは従来から大好評の直射日光補正LSI「Vivid View Processor 3」を搭載。地デジやDVD再生はもちろん可能で、9型画面を通して見る映像はまさに迫力満点。リアからでも鮮明に視聴できるのもメリットだ。

サウンド面では4スピーカーでも5.1chサラウンド並みの臨場感を味わえる「バーチャルシアター」を新搭載。メニューデザインは4パターンから選択でき、内装に合わせてハードスイッチの照明色を210色から設定できる「バリアブルLED」も用意した。また、9型大画面を活かす22車種の専用キットを用意。多くのクルマでジャストフィット装着が可能な点も見逃せない。

イクリプスが培ってきた"使いやすさ"、"楽しさ"に加え、新たに『音声対話型エージェント』の"快適さ"が加わったAVN-ZX03i。一歩進んだ使い方ができる注目のAV一体型ナビと言えるだろう。

《会田肇》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 車検NGの落とし穴!? シート交換で絶対に知っておくべき新ルール~カスタムHOW TO~
  2. トヨタの大型ピックアップトラックの逆輸入に期待? 新型発表に日本のファンも熱視線
  3. 次期BMW『X5』の車内を激写! メーターパネル廃止、全く新しいパノラミックiDriveディスプレイを搭載
  4. ホンダ『CB1000F SE コンセプト』を世界初披露! カウルが付いてネオレトロ感アップ、MSショーからの変更点もチェック!
  5. 自動車購入の落とし穴! 公取協・公取委の警告から学ぶ
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る