か月前にカンザスで行われたネーションワイドシリーズのイベントで起こった接触について、カイル・ブッシュがブラッド・ケセロウスキーを「馬鹿丸出しだ」と批判、その後、復讐劇が予想されていたが、2人のドライバーはプロとして対応した。
ブッシュのクルーチーフであるデイブ・ロジャースによれば、先週末にテキサス・モーター・スピードウェイにて行われたAAAテキサス500のレースで、2人のドライバーがコース上で互いに協力し合って、ブッシュの運転するNo.18の車のグリルから破片を取り除いたことで、復讐は過去のものとなったとのこと。
この2人のドライバーの確執は今年のレースだけではなく、昨シーズンのワトキンス・グレンでのレースから始まっている。最終ラップでケセロウスキーはブッシュの車に軽く接触してスピンをさせ、そのことが原因でブッシュはリッチモンドの最終戦でジェフ・ゴードンに3ポイント差でチェイスのメンバーに入ることができなかった。
「昨年の話では、No.18(カイル・ブッシュ)がNo.2(ブラッド・ケセロウスキー)に復讐をするということだったが、今日のテキサスで2人は互いにプロフェッショナルだと言うことを証明して見せた。ブラッドはコース上でNo.18の車とテールを接近させることで、グリルから破片を取り除いてくれた。我々はそのことに大変感謝している」とロジャースは語った。