ブリヂストンは11月7日、栃木工場で製造されたトラック・バス用タイヤの一部に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2012年1月22日から2013年8月17日に、ブリヂストン栃木工場で製造されたトラック・バス用タイヤ40種、120万4707本。
タイヤ内面のゴム部材を変更後、製造工程の一部の問題により、ゴム部材のジョイント部の接着面強度が不足し、走行により割れが生じる場合がある。使用を続けると割れが進展し、その部分からサイドウォール部にエアが流入して滞留・膨れが発生し、最悪の場合、エア漏れに至り走行不能になるおそれがある。
タイヤ内面のジョイント部を点検し、割れ及びその兆候が確認されたものは良品と交換する。
不具合発生件数は14件で、市場からの情報により発見した。
不具合はいずれも割れおよびエア漏れで、バーストに至った事例および事故は起きていない。