マレーシア、デング熱発生件数、全国的に50%以上増加

エマージング・マーケット 東南アジア

マレーシアにおけるデング熱発生件数が今年1月から11月2日まで2万9754件に上っており、前年同期比で50%増加している。ザ・サンなどが報じた。

スブラマニアム保健相は、マレーシアの気候変動により発生件数が増加していると述べた。デング熱媒介蚊生息地となる停滞水の撲滅がデング熱発生件数撲滅には効果的であるとコメントした。

もっとも発生件数が多いのはセランゴール州で、約1万5000件となった。ヒルミ・ヤハヤ保健副相によると、セランゴール州では16か所デング熱媒介蚊生息地があり、撲滅活動が実施されている。デング熱を媒介するネッタイシマカが繁殖するような環境を放置した土地の所有者には最大500リンギの罰金が課される。今年8月20日までの期間に全国で227万6271か所の調査が行われ、既に376万8000リンギの罰金が課された。

遺伝子を組み替えた媒介蚊を使ってデング熱を撲滅するプロジェクトについて、スブラマニアム保健相は検討段階であり、プログラムを実施する予定はまだないと明らかにした。

広瀬やよい

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  2. 三菱『エクリプス クロス』新型、航続600kmのEVに…ルノーからOEM供給へ
  3. 空冷ポルシェで1台2億円!? マニア垂涎『シンガー911 DLS』とは
  4. ホンダ『ヴェゼル』、新グレード「RS」先行予約開始…10月発売へ
  5. 顔が激変! BMWの最小SUV『X1』改良新型、ノイエクラッセ導入へ…プロトタイプを初スクープ
  6. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  7. トミカ「ムービースターズ」、第1弾は『西部警察』のスーパーZとガゼール…2026年2月発売
  8. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  9. メルセデスベンツ、3年間で40車種以上投入へ…次期『Cクラス』は2026年春生産開始
  10. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る