日立製作所、英国で鉄道車両生産拠点の建設に着手…2016年生産開始へ

鉄道 企業動向
生産拠点が設けられるニュートン・エイクリフの位置。ロンドンから北北西へ約350kmにある。
生産拠点が設けられるニュートン・エイクリフの位置。ロンドンから北北西へ約350kmにある。 全 2 枚 拡大写真

日立製作所の英国鉄道システム事業会社「日立レールヨーロッパ社」はこのほど、北東イングランドのダーラム州ニュートン・エイクリフに設ける鉄道車両の生産拠点の建設に着手した。日立製作所が海外に鉄道車両の生産拠点を設けるのは初めて。

日立製作所は2012年7月、英国運輸省(DfT)の都市間高速鉄道計画(IEP)について、同社が出資するアジリティ・トレインズ社を通じて契約を締結。本年7月にはIEPに関する追加受注も内定しており、日立製作所はアジリティ・トレインズ社が提供する車両のリース事業向けに計866両の車両を提供することになる。これに伴い、IEP向けをはじめとする鉄道車両の海外生産拠点を建設することにした。

生産拠点の建設にあたっては、5月に英国の開発業者であるマーチャント・プレイス・デベロップメント社と正式契約を締結しており、2016年の生産開始を目指して建設を進める。建設費は約8200万ポンド(約130億円)。生産能力は1カ月あたり35両を予定している。

《草町義和》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. マツダ、電動セダン『EZ-6』世界初公開、24年発売へ SUVコンセプトも…北京モーターショー2024
  2. トヨタが新型BEVの『bZ3C』と『bZ3X』を世界初公開…北京モーターショー2024
  3. 【ホンダ ヴェゼル 改良新型】開発責任者に聞いた、改良に求められた「バリュー」と「世界観」とは
  4. スバルとスカイラインにフィーチャー…第4回アリオ上尾 昭和平成オールドカー展示会
  5. 日産、北京モーターショー2024で新エネルギー車のコンセプトカー4車種を公開
  6. タイヤブランドGTラジアルよりオールシーズンタイヤ「4シーズンズ」発売
  7. ホンダ『イエ GTコンセプト』が初公開、4ドアクーぺEVで中国トレンドに真っ向勝負…北京モーターショー2024
  8. マツダ、電動SUVをサプライズ公開、コンセプトモデル『創 ARATA』とは…北京モーターショー2023
  9. 郵便局の集配車が「赤く蘇る」、KeePerが8000台を施工
  10. Sズキが電動マッサージ器を「魔改造」、25mドラッグレースに挑戦!!
ランキングをもっと見る