東芝、車載用ビューカメラ向けCMOSイメージセンサ「TCM5126GBA」のサンプル出荷を開始

自動車 ビジネス 企業動向
車載用ビューカメラ向けCMOSイメージセンサ「TCM5126GBA」
車載用ビューカメラ向けCMOSイメージセンサ「TCM5126GBA」 全 1 枚 拡大写真

東芝は、車載用ビューカメラ向けにVGAの解像度を持つCMOSイメージセンサ「TCM5126GBA」を製品化し、11月11日からサンプル出荷を開始すると発表した。

新製品のCMOSイメージセンサ「TCM5126GBA」は、ハイダイナミックレンジ(HDR)機能を搭載しており、太陽や車のヘッドライトによる逆光条件でも被写体を高品質な映像で出力することが可能。

さらに、TSV技術を用いたチップサイズパッケージ(CSP)の採用により、パッケージサイズを従来製品、たとえば当社従来品「TCM5114PB」との比較で約30%削減することができ、カメラシステムの小型化を実現できる。

また本製品は、映像の出力を反転するピクチャーフリップ機能、あらかじめ設定した軌跡を画像に合わせて出力するオンスクリーンディスプレイ機能、任意の箇所を拡大するズーム機能を内蔵しており、後方駐車を支援するバックビューカメラシステムへの利用に適している。

シフトレバーを後退から前進に切り替えても一定時間映像を出力するタイマー機能を備えており、切り返し時にも映像が途切ることなく出力できる。電源と連動してセンサが自動で動作する自立動作機能も搭載しているため外付けのマイコンが不要となり、システムの簡素化にも効果があるという。

この新製品のCMOSイメージセンサ「TCM5126GBA」を使用するのに好適な応用機器としては、後方駐車支援用カメラ 、車載用ビューカメラ(バックビュー、アラウンドビュー、サイドビュー用を含む)を挙げている。

《山内 博》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 三菱『デリカミニ』がフルモデルチェンジ!「やんちゃ坊主」感アップ、走りも三菱らしく進化
  2. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  3. 【日産 ルークス 新型】「ルークスはパイクカー」開発デザイナーが立ち返った“軽ならではのデザイン”とは
  4. 日産『ルークス』新型、クールなカスタマイズモデル「AUTECH LINE」が登場! 専用の黒内装も
  5. 『マツダ3』、米2026年モデルで「ハーモニックアコースティクスオーディオ」を標準化
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る