トヨタ 86 、ラリーレーサー「R3」開発へ…WRC 投入も視野

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トヨタ GT86(86)CS-V3(参考画像)
トヨタ GT86(86)CS-V3(参考画像) 全 2 枚 拡大写真

ドイツに本拠を置くトヨタモータースポーツGmbH(TMG)は11月11日、トヨタ『GT86』(日本名:トヨタ『86』)のラリーカー、TMG『GT86 CS-R3』の開発を行うと発表した。

TMGは2012年8月、モータースポーツ専用車の『GT86 CS-V3』を発表。この86は、ドイツ・ニュルブルクリンクで行われるVLNシリーズなどに参戦してきた。ここで得られたノウハウを生かして、TMGはラリーカー、「R3」の開発を行う。

既存のGT86 CS-V3に対して、TMGはFIA(国際自動車連盟)が定めるR3レギューレーションに適合した変更を施す予定。具体的には、トランスミッションは6速シーケンシャルで、LSDを装備。2.0リットル水平対向4気筒ガソリンエンジンとブレーキも、規則の範囲内でラリー用にアップグレードされる。

TMGは、2015年シーズン参戦に間に合うタイミングで、GT86 CS-R3のラリー関係者への販売を開始する計画。詳細なスペックと価格は、今後明らかにする方針。

TMGによると、GT86 CS-R3は、ラリーに参戦するプライベーターをターゲットにしているという。TMGは、「FIAが認める全てのラリー、最高峰のWRC(世界ラリー選手権)も含まれる」と説明している。

《森脇稔》

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