JR北海道、今冬の安全・安定輸送対策を発表…除雪機械を増備

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JR北海道は今冬期の安全・安定輸送対策を発表。写真は2台が増備される「排雪モータカーロータリー」
JR北海道は今冬期の安全・安定輸送対策を発表。写真は2台が増備される「排雪モータカーロータリー」 全 3 枚 拡大写真

JR北海道は11月13日、今冬期の安全・安定輸送確保の取り組みについて発表した。除雪機械(モーターカー)2台を増備、6台を新型に交換するほか、ポイントの融雪を行う設備や防雪柵、防雪モニターカメラの増設などを行い、除雪体制強化やポイント不転換対策を進める。

除雪機械は、かき寄せた雪を遠方に投雪するロータリー装置を備えた「排雪モータカーロータリー」を2台増備して62台とし、3台を新型に交換。ラッセル装置を取り付けた「排雪モータカー」も57台のうち3台を新型に交換する。「排雪モータカー」を2台連結した「ラッセルモータカー」4編成と合わせ、北海道全体で127台を配備する。

雪や氷によるポイントの不転換対策としては、ポイント下部に設けた空間に雪を落とし込み、ヒーターで融雪する「ポイント融雪ピット式」を函館本線の岩見沢駅に3カ所新設し、全線で62カ所とする。

暴風雪や地吹雪から線路を守る防雪柵は、函館本線や札沼線、宗谷本線、根室本線で計1170m新設。設置総延長は全線で78.7kmとなる。また、雪の状況を把握するための「降雪モニターカメラ」は千歳線や函館本線、石北本線、富良野線の駅構内11カ所、札沼線や室蘭本線の駅間2カ所に新設。全線で計77カ所とする。

その他、既に設置されているポイントのヒーターや除雪装置の活用、線路の砂利(バラスト)の飛散対策などを行うほか、札幌都市圏で運用されている733系電車を12月までに21両新製導入し、予備車を確保して安定した車両運用を推進するとしている。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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