「走るスタバ」スイスに登場…2階建て食堂車を改造、11月21日から運行開始

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スイスに登場する「走るスターバックス」の外観。11月21日から運行を開始する。
スイスに登場する「走るスターバックス」の外観。11月21日から運行を開始する。 全 5 枚 拡大写真

走る「スタバ」がスイスに登場…大手コーヒーチェーンのスターバックスとスイス国鉄(SBB)は11月14日、スターバックスとしては初となる列車内の店舗を21日にオープンすると発表した。同日から9カ月間、ジュネーブ空港~ザンクトガレン間で1日2往復運行する。

車両はSBBのスイス国内都市間特急(インターシティ)用として使用されている2階建て客車「IC2000」の食堂車を改装。インテリアはスターバックスのイメージに合わせてリニューアルされ、1階にコーヒーの販売コーナーと窓側を向いたカウンター席、2階にソファータイプの座席を配置しており、両フロア合わせて50席を設けている。外観はIC2000の塗装をベースに、側面にスターバックスのロゴマークと文字をデザインしている。

同車両はインターシティの1等車と2等車の間に連結され、21日からジュネーブ空港~ジュネーブ~ベルン~チューリヒ~ザンクトガレン間で1日2往復運行される。12月13日までの運行時刻は、ジュネーブ空港発が6時43分・15時36分、ザンクトガレン発が11時11分・20時11分。2014年春からは2両目も同一ルートに投入される予定となっている。

9カ月間の試験運行を経た後、本格採用するか、また今後どの路線に投入するかを決定する方針。両者は2年ほど前から列車内のスタバ店舗開設に向け準備を進めていた。

SBBでは1990年代、ハンバーガーチェーン大手「マクドナルド」の食堂車が運行されていた時期がある。

《小佐野カゲトシ@RailPlanet》

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