欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは11月15日、10月の世界新車販売の結果を公表した。アウディやセアト、シュコダを含むグループ全体の総販売台数は、81万8900台。前年同月比は3.8%増と、引き続き前年実績を超えている。
2013年1-10月実績を市場別で見ると、単一国としては最大市場の中国(香港を含む)が、前年同期比17.2%増の265万台と好調。中国を含めたアジア太平洋地域では、15.6%増の295万台を販売する。
また北米は、前年同期比7.8%増の73万4200台。このうち米国は、5.7%増の50万8300台を売り上げた。米国での販売の主力は、北米専用セダンの『パサート』。
また欧州は、前年同期比1.8%減の310万台と、引き続き不振。このうち、西欧(ドイツを除く)は信用不安の影響で、1.1%減の156万台にとどまった。地元のドイツも、3.1%減の96万3600台と前年実績を割り込む。
2013年1-10月のグループ全体の世界新車販売台数は、前年同期比4.7%増の785万台。ブランド別では、フォルクスワーゲン乗用車部門が前年同期比3.4%増の488万台。アウディは7.5%増の131万台。シュコダは3.3%減の76万8700台と落ち込んだ。セアトは11.3%増の29万5100台と好調を維持している。