自動車所有コスト、マレーシアは世界2位…シンガポールに次ぐ高さ=米ジャロップニック

エマージング・マーケット 東南アジア
マレーシア クアラルンプール
マレーシア クアラルンプール 全 1 枚 拡大写真

米国の自動車情報サイトのジャロップニック・ドット・コムの記事におけるランキングで、マレーシアにおいて自動車を所有するコストが、シンガポールに次いで世界で2番目に高いことが明らかになった。

同ランキングによると、3位以下は▽インドネシア▽ニカラグア▽中国▽ブラジル▽英国▽セント・クリストファー・ネイヴィス▽北朝鮮▽キューバ--。

マレーシア消費者協会(FOMCA)のK.コリス・アタン氏は、シンガポールは国土が狭く人口が増加傾向にあるため、政府は公共交通機関の利用を推進していると説明。そのため政府による車両総量規制の一環として自動車の所有には自動車購入権(COE)を取得することが必要で、入札により価格を決定していることから保有コストが世界一高くなっていると理解を示した。そのうえで、マレーシアにおいて自動車関連の税金が高いのは、政府が税収を増やそうとしていることが理由で、自動車の保有率を引下げようとしているためではないと指摘した。

コリス氏は、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)への署名など、自由貿易の推進のためには輸入外国車に対する高い課税政策を見直す必要があると指摘。自動車関連の課税が重いことの理由として、政府による燃料補助の負担を相殺することも考えられると述べた。そのうえで、燃料補助は低所得層の負担軽減となるべきで富裕層も恩恵を受けることができる現行のシステムに疑問を呈した。

千田真理子

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  6. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  7. 高速道路初、「コールドストーン」のパフェアイスクリーム自販機が登場…関越道高坂SA
  8. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  9. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  10. 「泥が似合うグレードを!」三菱『パジェロ』がPHEVで復活!? スクープ情報にSNS沸く
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る