三菱重工、ベトナムの子どもに出前理科教室を実施…MRJ紙飛行機を使って飛行機が飛ぶ原理を実験

航空 企業動向
紙飛行機の製作を指導するMHIエアロスペース・ベトナムの社員
紙飛行機の製作を指導するMHIエアロスペース・ベトナムの社員 全 2 枚 拡大写真

三菱重工業は、グローバル展開を加速する同社の海外でのCSR活動の一環として、ベトナムの首都ハノイにある日本語学校「ドンアイン沖縄文化経済交流センター」(DOWACEN)で出前理科教室を開催した。

これは日越外交関係樹立40周年を記念したDOWACENとの共催による友好イベントの一つで、現地の子どもたちを対象に、飛行機が飛ぶ原理について紙飛行機づくりを通じて楽しく学べる機会を提供したもの。

同社と現地の民間航空機構造体生産子会社MHIエアロスペース・ベトナムの社員7人が講師となって、子どもたち約90人に授業を行った。参加した子どもは、飛行試験機の最終組み立てが始まった国産初のジェット旅客機「MRJ」がデザインされた型紙から紙飛行機をつくり、翼形状やバランス、揚力など、飛行機が飛ぶ原理について実験しながら学び、それぞれの紙飛行機を改良した。授業の最後には全員で一斉に飛ばし、飛行距離を競った。

理科教室のほかに、日本や日本人について子どもたちが描いた絵画の展示会、折り紙教室や生け花教室、日本語スピーチコンテストなどの催しも開催した。

三菱重工は2008年に、ベトナム初の航空機産業の工場を設立して以来、毎年、ハノイ工科大学で航空機設計・製造の寄付講座とワークショップを4回ずつ開き、ベトナム航空機産業の発展に貢献することを目指して次世代の技術者育成を支援してきた。また、2010年にはDOWACENに太陽光発電設備を寄贈、電力問題の緩和を通じて地元住民の日本企業への雇用促進もサポートしてきた。

同社は、CSR行動指針を反映した「国際企業に相応しい新興国および途上国支援」を重視、今後も海外拠点エリアでの出前理科教室を始めとする地域貢献活動をグローバルに展開していくとしている。

《レスポンス編集部》

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