【東京モーターショー13】日産 GT-R に2014年モデル…走行性能をさらに向上

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日産 GT-R の2014年モデル
日産 GT-R の2014年モデル 全 10 枚 拡大写真

日産自動車は11月19日、『GT-R』の2014年モデルの概要を明らかにした。11月20日、東京モーターショー13でワールドプレミアされる。

2014年モデルでは、走行性能のさらなる向上を追求。4輪の接地荷重変動を減らし、より均等に接地荷重を配分するために、スプリングのバネ定数とショックアブソーバー電子制御、フロントスタビライザーバネ定数の最適化、リンクブッシュ類の見直しなどを実施。日産によると、サスペンションの有効ストロークを増やして路面追従性を高めるこれらのチューニングによって、荒れた路面のコーナーでも確実にタイヤがグリップし、フラットな車両姿勢が保てるため、狙った通りのラインを走れ、ストレスなくアクセルを踏むことができるという。

また、微細な振動やロードノイズを抑えたことで、上質な乗り心地と、快適で安心感のある走りを実現。高速域での修正舵の必要が少なくて済む高い直進安定性により、長時間を高速で走っても疲労を最小に抑えた。さらに、ウェット路面でも4輪のグリップ力が高いため、不安なくブレーキを踏みこむことができ、安心感や信頼感を引き上げている。

ステアリングは、高速時にはしっかりとした手応えを得ながら、日常域での取り回しでは扱いやすい操舵力に設定。日産は、「タイヤの接地感がサスペンションやボディから分かりやすく伝わり、意のままの走りが可能となった」と説明する。

ブレーキは、コントロール性とペダルの踏み応えの向上を実現するため、減速Gとペダル踏力の特性を見直してチューニング。日産によれば、とくに踏み始めから制動中期にかけて、しっかりとしたリニアな踏み応えが得られ、いっそうコントロールしやすくなっているという。

2014年モデルでは、さらなる高精度・高剛性ボディを追求。車体のアンダーフロア周り、とくにリア周りの部品同士の合わせ込みを行い、局部変形を抑えた結合剛性の高いボディを実現した。また、大きな荷重がかかったときの振動やノイズのキャビンへの伝達も抑える。

内外装については、2014年モデルの変更点は最小限にとどめた。「稲妻の閃光」をイメージしたという新デザインの高効率LEDポジションランプを採用。LEDヘッドランプも新たに採用することで、照射範囲を拡大し、視認性を向上。4つのLEDランプユニットは、新しい大光量のLEDハイビームと、メイン照明、遠方用照明、ワイド照明を含む3つのLEDロービームで構成される。

リアコンビランプにも、新デザインのLEDランプを採用。特徴的な4つの丸型リアコンビランプが、切れ目のない丸いラインでリングを描き、後続車にその存在感を示す。エンジン始動時には、新しいランプシグネチャーが点灯。

日産GT-Rの2014年モデルは、12月2日に発売。価格は905万1000円から1011万1500円となる。

《森脇稔》

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