【ダイハツ タント 試乗】中学・高校生程度の子供まで想定…まるも亜希子

試乗記 国産車
ダイハツ タント
ダイハツ タント 全 12 枚 拡大写真

元祖・子育て軽ワゴンがフルモデルチェンジで取り入れたのは、暮らしに密接した「安心・安全」と「自由」ではないだろうか。

先代では助手席側のリヤのみスライドドアを採用し、フロントドアとの間の柱(ピラー)をなくして「ピラーレス」と謳っていたが、新型ではドアにピラーが内蔵されている「ピラーイン」に呼称を変えた。

また、『ムーヴ』から登場した衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術をタントにも採用。これは、子育て世代に最も大切な安心・安全への願いを込めたものだと感じた。

そして、運転席側のリヤもスライドドアになったことで、これまで以上に多彩な使い方ができる。

収納では、マクドナルドのポテトが置けるスペースや、DSなどゲーム機がちょうど入るポケットがあったり、快適装備ではついにオプションで天井に液晶モニターが付くなど、オムツ替えが必要な乳児だけでなく中学・高校生程度の子供までを想定していることがわかる。

同じ子育て世代でも、子供の年齢や人数、住む地域によって様々なライフスタイル。また介護世代への需要も増えてくる中、新型タントはそれらを幅広くカバーできるモデルになっている。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★
フットワーク:★★★★
オススメ度:★★★★★

まるも亜希子/カーライフ・ジャーナリスト。
映画声優、自動車雑誌編集者を経て、2003年に独立。雑誌、ラジオ、TV、トークショーなどメディアに出演。2004年、2005年にはサハラ砂漠ラリーに参戦、完走。2006年より日本カー・オブ・ザ・イヤー(COTY)選考委員。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)理事。女性のパワーでクルマ社会を元気にする「ピンク・ホイール・プロジェクト(PWP)」代表。

《まるも亜希子》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る