【東京モーターショー13】コップの水をこぼさず豆腐の配達ができるか…カーメイトのドリンクホルダー

自動車 ニューモデル モーターショー
カーメイトの参考出品ガジェットはマニアック
カーメイトの参考出品ガジェットはマニアック 全 10 枚 拡大写真

カップホルダーや内装グッズで有名な「カーメイト」のブースにはスマートフォンアプリやロボット技術を応用した新しい車向けガジェットの参考出品が多数展示されている。

【画像全10枚】

ひとつひとつを説明してもよいのだが、ざっと数えただけでも7つもあるので、ここではメーカーや開発者のこだわりが強く感じられる展示を2つ紹介したい。

最初は「RoboTray」というドリンクホルダーだ。これは走行状態を加速度センサーで検出し、ドリンクホルダーを常に水平に保つという技術である。これが製品化されれば、だれでも「秋名山」の往復でコップの水をこぼさないで済むかも、と思わせてくれる非常にありがたいものだが、ホルダーというよりただの台なので実際には急ブレーキでは倒れてしまうそうだ。ブースでは、水の入ったコップの台をレバーで傾ける実験なども体験できる。

次に紹介するのは、タブレットやスマートフォンにWi-Fiで画像を飛ばすという小型カメラの試作品。カーメイトではスマートフォンなどモバイルデバイスのカメラ映像を利用したナビアプリなど製品化しているが、それに後方モニターや車内モニターの機能を追加するための増設カメラキットとなる。

このカメラの応用例として後ろ向き装着となる乳幼児用シートや後席を確認するためのデモ展示が行われている。デモには車のシートに取り付けられた後ろ向きチャイルドシートを装着したモデルが利用されている。このカメラを使えば運転席などから子どもの様子が確認できるのだが、専用アプリは画像認識をしており、子どもの動作や表情によって画面の色を変えたりする機能が備わっている。

しかし、強調したいのはこのチャイルドシートに乗っているダミーである。ただの赤ん坊の人形ではなく、デモの機能をアピールできるように、目をつぶったり手を動かしたりするロボットになっている。よくみると腕の部分にサーボモーターなどが見える。このデモのためにわざわざ制作したものだそうだ。

《中尾真二》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタがスーパーカー『GR GT』発表、4リットルV8ツインターボで650馬力以上…オールアルミ骨格採用
  2. 初代『NSX』が現代に甦る、ピニンファリーナデザインのスーパーカー「Tensei」発表…伊JAS
  3. 日産、新型コンパクトSUV『カイト』発表…新デザイン言語を反映
  4. 「今年一番ハイになった」「進化が凄すぎ」超高級クーペになる新型『センチュリー』に期待の声集まる
  5. 『エルグランド』新型に搭載、日産の次世代e-POWER用エンジン…STARC燃焼技術が日本燃焼学会「技術賞」に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る