【東京モーターショー13】プロッツァ、電動三輪車の現地生産でフィリピンに貢献

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プロッツァブース(東京モーターショー13)
プロッツァブース(東京モーターショー13) 全 4 枚 拡大写真

フィリピンの市民の足、トライシクルは約350万台にも上る。現在、その電動化が国家プロジェクトで進んでいる。それに貢献しているのがEV事業を手がけているプロッツァ(本社・愛知県一宮市)だ。

現地法人を立ち上げて現地人を雇用し、電動三輪車「ペコロ」を生産。これは、トライシクルのEVバージョンと言えるもので、ドライバーのほか6人が乗車できる。リチウムイオン電池を使用し、フル充電で約40kmの走行が可能だ。最高時速は約40km/h。

この工場では、車両組み立てだけでなくシャーシーフレーム、FRP外装ボディなども自社工場内で一貫生産している。さらに、日本の生産管理手法も取り入れてコストダウンの徹底を図っているそうだ。

「今のところ、セブ島で29台走っているだけですが、徐々にフィリピン全土に広げていくつもりです。そして、ゆくゆくは三輪車が多く走っているタイやインドなどにも販売していきたい」と同社関係者は説明する。

生産が増えれば、現地雇用も増え、そのうえ、二酸化炭素排出量の削減にも役立つ。同社は今後、フィリピン政府をはじめ自治体などと一体となって形で「ペコロ」の普及を進めていきたい考えだ。

《山田清志》

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