【東京モーターショー13】トヨタ、開発中の音声認識機能「エージェント」を披露

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トヨタ自動車が次世代テレマティクスとして開発中の音声対話を取り入れたナビゲーションサービスの機能「エージェント機能」を披露(写真:ナビ画面に登場するエージェント)
トヨタ自動車が次世代テレマティクスとして開発中の音声対話を取り入れたナビゲーションサービスの機能「エージェント機能」を披露(写真:ナビ画面に登場するエージェント) 全 22 枚 拡大写真

21日、東京モーターショー2013の企画展「SMART MOBILITY CITY 2013」で、トヨタ自動車の友山茂樹常務執行役員によるプレゼンテーションがおこなわれ、次世代テレマティクスとして開発している、クラウドを介して音声を認識する「エージェント」を披露した。

プレゼンテーションでは、「次世代テレマティクス」「協調型ITS」「次世代都市交通システム」など、スマートモビリティ社会の実現を目指したトヨタの取組みを紹介。

会場でおこなわれた「エージェント」のデモンストレーションでは、ルート上で発生した事故情報からルート変更を提案したり、燃料補給や天候の変化などドライバーへの注意喚起など、音声中心にしたドライバーとの対話型サービスとなっていた。

友山常務「(クラウドにある)エージェントがユーザーの目的地と走行ルートを予測して車両の状態やルート上の各種情報から快適で安全なドライブができるよう気を配ります。これらの一部機能はトヨタ純正ナビゲーションに導入される予定です」と明かした。

加えて、スマートフォン向けサービス『スマートG-Book』も、現在サービスを提供している日本とタイに加えて、中近東諸国に展開予定という。

このほか、「協調型ITS」「次世代都市交通システム」についてプレゼンテーションをおこなった友山常務。「社会を取り巻く環境が大きく変化する中、従来の車という枠を超えて、新たな車の付加価値、魅力を作り出す、さらに、車、人、社会をつなげることで車の移動から生活シーンで誰もが安心で心ときめく社会を実現する、それがトヨタが目指すスマートモビリティ社会です」と、今後の取り組みに対する意気込みを示した。

プレゼンテーション終了後には同社の豊田章男社長も登場。豊田社長は「車メーカーは精一杯楽しい乗り物を作っていきますが、歩行者と自動車ユーザーがいて車社会があるので、今後、インフラとの協調、車と車との協調がますます重要になる。交通事故ゼロの世界を求めてすばらしいモビリティ社会を日本から発信していきたい」と感想を語った。

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