ロッキード・マーチン、GPSIII人工衛星のプロトタイプがGPS衛星群との通信に成功

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ロッキード・マーチンのGPSIII無飛行人工衛星試験台(GNST)
ロッキード・マーチンのGPSIII無飛行人工衛星試験台(GNST) 全 1 枚 拡大写真

ロッキード・マーチンは11月21日、同社のグリーバル・ポジショニング・システム(GPS)人口衛星が、周回軌道上の運用中のGPS衛星群と通信可能となったことを明らかにした。

このテストの間にロッキード・マーチンの『GPSIII』無飛行人工衛星試験台(GNST)は、『GPSIIR』や『GPSIIR-M』、『GPSIIF』など、現在のGPS人工衛星群をシミュレートするハードウェアと、クロスリンクを通して通信を行った。

ロッキード・マーチンは現在、最初の4台のGPSIII人工衛星(SV 01-04)を製造する契約下にあり、5番目から8番目(SV 05-08)の人工衛星に対する先進的入手資金援助を受けている。最初に飛行準備のできたGPSIII人工衛星は、2014年にケープカナベラルに到着することが予定されており、米空軍による打ち上げは2015年に予定されている。

米空軍にとって非常に重要なプログラムであるGPSIIIは、軍事/商用ユーザー向けに機能が改良され、老朽化した衛星軌道上のGPS人工衛星と入れ替えられることになる。GPSIII人工衛星は3倍の正確性と8倍パワフルな妨害電波対抗機能を提供すると共に、古いGPSブロックよりも25パーセント衛星の寿命を伸ばす改良を含んでいる。

《河村兵衛》

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