【富士スプリントカップ13】KEIHIN HSV-010の塚越広大が逆転優勝…GT500決勝第1レース

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KEIHIN HSV-010の塚越広大がGT500クラス決勝第1レースを制した。
KEIHIN HSV-010の塚越広大がGT500クラス決勝第1レースを制した。 全 8 枚 拡大写真
23日、富士スピードウェイで開催中の「JAF GP 富士スプリントカップ 2013」はGT500クラスの決勝第1レースを行ない、ホンダHSVの塚越広大が逆転優勝を飾った。塚越にとってはシリーズ戦を含めて今季初優勝。

現行規定のGT500マシンによるファイナルバトルでもある今大会。この日のトリを務めるGT500決勝第1レース(出走15台/22周)は、今季シリーズ王者・立川祐路(#38 ZENT CERUMO SC430/ブリヂストン)が3番グリッドからの好ダッシュで首位に立つシーンから始まった。前半、立川は快調に逃げ、その後方では3台のHSVによる2位争いが激化するのだが、レースが後半を迎えた頃、HSV勢の先頭に出た塚越(#17 KEIHIN HSV-010/ブリヂストン)とその直後に下がった小暮卓史(#100 RAYBRIG HSV-010/ブリヂストン)、この2台が首位・立川と接近攻防を演じる展開に変わる。

塚越は17周目にトップ奪取、その後は立川を少しずつ離して、最後は3.2秒差で逃げ切った。今季レギュラーシーズンでシリーズ2位を獲得している#17 HSVだが、「勝てそうで勝てず、2位ばかり(3回)だったので、もう2位はイヤだと思っていました」と塚越。待望の2013年初勝利である。「ここでひとつ結果を出す(優勝する)ことができました。チームのみんなへの感謝の気持ちでいっぱいです。今日は予選が5位で、スタートでもポジションを落としていたんですが、レースでのペースには自信がありました」。チャンピオンに直接雪辱したという意味でも、意義深い逆転勝利であった。

立川は終盤、小暮と山本尚貴(#18 ウイダー モデューロ HSV-010/ミシュラン)にもチャージされるが、2位を守り切ってゴール。3位小暮、4位山本でHSVが1-3-4位を占めた。レクサスが2-5-6位で、ニッサン最上位は7位のロニー・クインタレッリ(#23 MOTUL AUTECH GT-R/ミシュラン)。

JAF GP受賞コンビは明日(第2レース)の結果との総合で決まるが、今日勝った塚越の僚友・金石年弘(#17 HSV)の予選順位は9位。今日決勝2位だった立川のパートナー、平手晃平が2番グリッドを確保していることを考えると、総合優勝争いでは#38 SC430の方が有利かもしれない。第2レースのポールシッターは大嶋和也(#6 ENEOS SUSTINA SC430/ブリヂストン)だが、こちらは決勝第1レースで国本雄資が11位(無得点)だったことを考えると、総合優勝を狙うのは難しいか。

GT500の決勝第2レースは明日(24日)の15時35分スタート予定。明日も好天のもとでの好バトルとなることを期待したい。

《遠藤俊幸》

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