【東京モーターショー13】神奈川のベンチャー、最小で最軽量の2人乗りEVを目指す

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ジードが展示した超小型モビリティ
ジードが展示した超小型モビリティ 全 4 枚 拡大写真

「交通弱者も乗れる、最小で最軽量の2人乗りEVをつくりたい」。そんな目的で2011年に設立されたのがジードだ。神奈川県横浜市に本社を構える社員10人ほどのベンチャー企業である。ようやく車が完成し、今回の東京モーターショーで披露した。

それは2人乗りの車いすといった感じで、余分なものは一切ない。車体重量もアルミ製のため軽く、94kgしかない。ほとんどファミリーバイクと変わらない重さだ。最高速度は時速25kmで、航続距離は約20km。ブレーキアシスト機能をはじめ、誤発進防止装置、Wウィッシュボーン・サスペンション、4WSなどが搭載されている。

「誰でも簡単に、そして安全に乗れることを目指したEVで、乗り降りを楽にするため、こういう形にしました。視線を高くし、見晴らしをよくすることで、気持ちよく景色を楽しんでもらいたいと考えたのです」と同社関係者は説明する。前に老いた親を乗せ、子供が後で舵を取る。文字通り、親孝行のための新しいモビリティと言っていいかもしれない。

2015年の市場投入を目指しており、これからいろいろな人の声を聞いて改良を重ねていくそうだ。価格は50~100万円を予定している。

《山田清志》

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