【NASCAR】ダニカ・パトリック、2014年度シーズンに向けてSHRの強いバックアップを得る

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ダニカ・パトリック
ダニカ・パトリック 全 3 枚 拡大写真

NASCARスプリントカップシリーズの女性ドライバーであるダニカ・パトリックは、2014年度のシーズンに向けて、彼女の所属するスチュアート・ハース・レーシング(SHR)から強力なバックアップを受けていることが明らかになった。

2013年度スプリントカップシリーズの最終戦を20位で終えたパトリックは、チャンピオンシップのポイントスタンディングで27位という成績を残した。2013年における彼女の唯一のトップ10フィニッシュは、デイトナ500での8位で、NASCARの最も偉大なレースでポールポジションを獲得した初めての女性ドライバーとなるパフォーマンスを見せた後の結果であった。

しかし現実的な質問は、「彼女は毎週トップ10に入ることができるか?」、「彼女は2014年に勝利することができるか?」といったものである。

「外からの正直な意見とすれば、私は3年目こそが本当に挑めるものになり、良い車を持つことができれば、速く走れるのだと思います。どのルーキーを見ても、車やチーム、そしてクルーチーフといった状況が大きな影響を持ちますが、ドライバーにとっては約3年後が公平な評価になるでしょう」とパトリックは語った。

一方SHRの競技副社長であるグレッグ・ジパデリ氏は、「パトリックはカップレベルで勝利することができるか?」という質問に躊躇なく回答した。

「無論だ。忍耐こそが魔法だ。彼女が必要とするものを与え、彼女が成長できるようにする忍耐だ。このガレージ内では、多くのドライバー達が速く走る為に数年を必要としている」とジパデリ氏は語った。

またチームの共同オーナー兼ドライバーであるトニー・スチュアートは、「もし僕がそれを信じないなら、彼女を雇わなかっただろう」と語り、さらに2013年のシャーロットでのレースを例として、「あのレースで彼女の車は一度ダメージを受けて、彼女は1ラップ遅れとなり、さらに2ラップ遅れとなった。しかしその後、彼女はレースで2番手、3番手、4番手を走っているリーダー達と同じペースで走ることができたし、それどころかその中の1ラップにおいて、彼女は彼等よりも速く走ることができた」と語った。

《河村兵衛》

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