【東京モーターショー13】超小型モビリティデザインコンテスト…九大がグランプリを受賞

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グランプリ:九州大学 チーム名KID CIRMO
グランプリ:九州大学 チーム名KID CIRMO 全 8 枚 拡大写真

電気自動車普及協会は、“超小型モビリティデザインコンテスト”の表彰式を11月24日、東京ビッグサイトで開催した。

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電気自動車普及協議会代表幹事の田嶋伸博氏は、このコンテストの開催のきっかけについて、「国交省が超小型モビリティのガイドラインを発表した。そこで、既存の自動車メーカーや、大手の部品メーカーからは出ない、常識を超えた何か面白いアイディア、デザインを、これから世の中に出てくる国内外の学生に、提案してもらおうと始めた」と述べる。

参加条件は、18歳以上の学生2名以上のチームで、27校34チーム(海外からは5か国7チーム)が応募。最終審査には5校5チーム(1校1チームが海外)となった。

1次審査は、コンセプト、オリジナリティ、実現性、さらにこのプロジェクトを進める間のコミュニケーションを審査し入賞者を決めたと田嶋氏。

最終審査の結果は以下のとおり。
 ・グランプリ:九州大学 チーム名KID CIRMO
 ・優秀賞  :千葉大学 チーム名PDL ICON
 ・優秀賞  :モラトゥワ大学(スリランカ) チーム名Team Mora Ladybird
 ・優秀賞  :天王寺学館高等学校 チーム名TgMg ATTRACT
 ・優秀賞  :首都大学東京 チーム名VOLTAGE 2Way Ev

九州大学のチームKIDが提案する“CIRMO”は、自動運転技術が進化した未来、自動車が駐車する必要はないのではと考え、循環をコンセプトに、地上、地下、レールなどを循環。スマートフォンなどで位置情報が確認でき、呼び出すことが可能だとする。また、それらの電力は街の風力、太陽光、振動発電などクリーンエネルギーによって発電、供給されるとした。車体の構成は人が乗るモビリティモードとパワーユニットからなり、モビリティモードはタイヤを収納しレールモードになり、レールから電力が供給される。パワーユニットは車体から独立し、地下を走行しながら非接触で充電、蓄電され、動く街の電力の保管場所にもなるとした。

審査委員長の奥山清行氏はその選考理由について、「唯一、インフラまで含めてきちんとしたビジョンを持っていることが評価された」とコメント。

さらに、奥山氏はこのコンテストについて、「超小型モビリティコンテストであり、超小型自動車コンテストではない。プロは、いまのインフラから、これからの未来にシフトしていくなかで、非常に難しい問題を抱えている。だからこそどんどん保守的になる。我々が学生の皆さんに期待するのは、この保守的な考え方をぶち壊してほしいという期待だ」と話し、その期待を超えるところまで応えてもらえた一方、現実的に実現する部分で欠けている部分もあったという。

しかし奥山氏は、「現在にいきなりはまる超小型モビリティを作れという方が難しい課題ではという気がした。若い皆さんのアイディアをどんどん見ていきたいので、(現在のインフラにとらわれない)理想郷を作ってほしい。ただし、次のステップでは(現在のインフラをどう活用するかが)必要だということを心の中にとどめて進めてもらいたい」と語った。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

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