ルネサス、車載向け地デジ放送受信用ミドルウェアのサンプル提供を開始

自動車 ビジネス 企業動向
ルネサス エレクトロニクス(webサイト)
ルネサス エレクトロニクス(webサイト) 全 1 枚 拡大写真

ルネサス エレクトロニクスは、車載情報機器向けプラットフォームソリューション対応の地上デジタル放送受信用ミドルウェアとして、ISDB-T方式に対応したミドルウェアを開発し、12月よりサンプル提供を開始すると発表した。

新製品は、R-Car H2およびR-Car M2に搭載されたビデオ画像処理(合成、拡大・縮小、IP変換などの機能)のハードウェアを専用ドライバソフトにより効率的に制御することで、SoCの性能を最大限に引き出すよう最適化。これにより、ユーザーのシステムから複雑なハードウェア制御を行うことなく、地上デジタル放送の視聴システムを構築できる。

また、車載情報機器に必要となる強固なエラー耐性機能を搭載。テレビ放送の受信状態が悪い場合でも、映像や音声をできる限りスムーズに出力できるように、欠落したデータを補うコンシール処理を用いた映像補完処理や、音声ノイズを低減するためのフェード処理を備えている。これにより、走行時に受信状態が悪化した場合でも、スムーズなテレビ視聴環境の実現に貢献する。

さらに、ハードウェアを制御する命令データと、映像・音声などのメディアデータのバス帯域を分割・管理するという制御フローの実現により、安定的な地上デジタル放送視聴システムの構築に貢献する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  2. 日産『リーフ』新型発売にスタンバイ、家庭用充電器や太陽光パネル設置支援、米国でサービス開始へ
  3. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  4. 新世代MINI『クーパー』と『エースマン』に全身ブラックの「モノクローム」登場
  5. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る