【COTY 選考コメント】いま一番、乗ってほしいクルマ…岩貞るみこ

自動車 ニューモデル 新型車
ゴルフ コンフォートライン
ゴルフ コンフォートライン 全 6 枚 拡大写真

多くの国産車に欠けているのは、ボディ剛性だと思う。

足元から下が、がしゃがしゃして、いや~な振動が走行中にずっと続くあの感じ。日本人をバカにしてんのか? とすら、思ってしまう。どうせ日本ではチョイ乗りメインだし。どうせ日本人、わかんないし? 国産メーカーからそんな声が聞こえてきそうだ。え? ちがう? めいっぱいやっています? だとしたら、これでよしとする感性を疑う。もしくは技術力?

『ゴルフ』は、そんなケンカを売りたくなるほどボディ剛性がめっちゃくちゃいい。なんという乗り心地。なんという気持ちよさ。長時間乗っていても疲れ方がまったく違う。そしてそれを後ろから支えるようなダウンサイジング・エンジンの燃費のよさ。ちょっとそこまでのつもりが、ワンタンクで800kmいけちゃう。なんという心強さ。遠出が楽しくなり、クルマでどこかへ行く魅力再発見だ。

ある意味、ゴルフは新しいクルマの世界を見せてくれたと思う。クルマででかける面白さ。クルマに乗り、プラスαを感じられる世界を広げてくれた。日本のユーザーに、いま一番、乗ってほしいクルマがゴルフ。ゴルフを経験し、ゴルフを体験した人の声が、国産車のボディ剛性の基準を押し上げる起爆剤になることを願っている。

岩貞 るみこ │ モータージャーナリスト/ノンフィクション作家
女性誌や一般誌、ラジオなどで活動。イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。主にコンパクトカーと、救急医療を通じて衝突安全を中心に取材をするほか、近年はノンフィクション作家として子供たちに命の尊さを伝える活動を行っている。チャイルドシート指導員。国土交通省安全基準検討会検討員。同・リコール検討員。同・独立行政法人評価委員会臨時委員他、委員を兼任。

《岩貞るみこ》

岩貞るみこ

岩貞るみこ|モータージャーナリスト/作家 イタリア在住経験があり、グローバルなユーザー視点から行政に対し積極的に発言を行っている。レスポンスでは、女性ユーザーの本音で語るインプレを執筆するほか、コラム『岩貞るみこの人道車医』を連載中。著書に「未来のクルマができるまで 世界初、水素で走る燃料電池自動車 MIRAI」「ハチ公物語」「命をつなげ!ドクターヘリ」ほか多数。2024年6月に最新刊「こちら、沖縄美ら海水族館 動物健康管理室。」を上梓(すべて講談社)。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 新型アウディ『Q3』のインテリアを公開、「コラム式シフト」と新デジタルコックピットが目玉に
  2. 2.5Lエンジンを搭載する『インプレッサ』登場、米2026年モデルに「RS」
  3. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  4. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  5. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る