【ジープ グランドチェロキー ラレード 試乗】洗練度増したフラッグシップ…島崎七生人

試乗記 輸入車
ジープ グランドチェロキー ラレード
ジープ グランドチェロキー ラレード 全 7 枚 拡大写真

グリーティングカードかクラスマガジンを思わす体裁が毎回楽しいジープのカタログ。新型『グランドチェロキー』も、木目の表紙に焼き印風にクルマを模った、なかなかのハイセンスぶりだ。カタログを眺めるところからそのクルマの世界観が楽しめる好例だ。

【画像全7枚】

もちろん実車は、ジープのフラッグシップらしい洗練された仕上がり。先のマイナーチェンジでヘッドランプ、グリルまわりのフェイスリフトを実施。大柄な外観は都会的な繊細さも加わった印象だ。全幅(1935mm)、全高(1825mm)こそタップリしているが、全長(4835mm)は上級クラスのセダンより短い。

乗り味のなめらかさも実感する。高速走行時の安定感も、かつてのモデルとは大きな違いだ。3.6リットルのV6(286ps/35.4kg-m)に新たにZF社製8速ATが組み合わせられ、動力性能も十分。100km/hは8速で1600rpmほど。巡航ならJC08モード燃費(8.6km/リットル)を軽く凌ぐ、2桁台の燃費も達成する。しかもレギュラーガソリン仕様なのも見逃せない。

メーターやセンタークラスターの表示に液晶パネルを採用するなど、インテリアも現代的なしつらえだ。

■5つ星評価
パッケージング:★★★★★
インテリア/居住性:★★★★★
パワーソース:★★★★★
フットワーク:★★★★★
オススメ度:★★★★★

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト
1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。 便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 550馬力のマッスルカー『チャージャー スキャットパック』、4ドアの米国受注開始…6万ドル以下で最強のセダンに
  2. SUBARU公認の結婚指輪、ペアのリングから六連星が浮かび上がる…12月24日発売
  3. 日産『ティアナ』新型、HUAWEIの最新コックピット搭載で約310万円から…広州モーターショー2025
  4. トヨタの米国ミニバンが「エスティマ難民」の受け皿に? 新型発表で高まる「日本導入」への期待
  5. 「ピンチな時に覚醒する日産」新型ティアナの大進化に、SNSでは「セダン復活」熱が再燃
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る