三菱重工、技能五輪全国大会・構造物鉄工職種で表彰台を独占

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構造物鉄工で金メダルを獲得した塩本悠介選手
構造物鉄工で金メダルを獲得した塩本悠介選手 全 1 枚 拡大写真

三菱重工業は、千葉市の幕張メッセなどで開催された「第51回技能五輪全国大会」の「構造物鉄工」職種で金・銀・銅メダルを獲得、「電気溶接」職種でも銀・銅メダルを獲得したと発表した。敢闘賞を含め、同社からは4職種で総勢15人が入賞した。

金メダルを獲得したのは、エネルギー・環境ドメインの塩本悠介選手(神戸造船所)。

今大会で同社は「構造物鉄工」「電気溶接」「機械組立」「メカトロニクス」「旋盤」の5職種に出場し、「構造物鉄工」で塩本選手の金メダルのほか、エネルギー・環境ドメインの藤原諒佑選手(高砂製作所)が銀メダル、黒田弦希選手(高砂製作所)と三村泰隆選手(神戸造船所)が銅メダルを獲得した。

「電気溶接」職種でもエネルギー・環境ドメインの藤田和久選手(神戸造船所)が銀メダル、難波健太選手(高砂製作所)が銅メダルを獲得した。

構造物鉄工は、構造物の目的や形状、材質の特性などを見極めながら、罫書き、切断、曲げ、溶接、組み立てなどを施し構造物をつくりあげる技術。建築物からプラント、造船、原子力、宇宙関連までさまざまな分野で必要とされる技能で、製品には極めて高い精度が求められる。

今年7月にドイツのライプチヒで開催された「第42回技能五輪国際大会」では、構造物鉄工で同社エネルギー・環境ドメインの山下大輔選手(神戸造船所)が銀メダルを獲得している。

技能五輪全国大会は、青年技能者の技能レベル日本一を競う技能競技会で、毎年開かれている。次代を担う青年技能者に努力目標を与えるとともに、大会開催地域の若者に、高い技能にふれる機会を提供するなど、技能の重要性、必要性をアピールし、技能尊重機運の醸成をはかることが目的。

同社は今後も、技能五輪への参加を通じて、ものづくりに携わる、若い技能者の育成と技術伝承に注力するとしている。

《レスポンス編集部》

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