6畳部屋で65.7インチの大画面を楽しめるか? GT5で試してみた

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BenQのホームプロジェクター『W1080ST』
BenQのホームプロジェクター『W1080ST』 全 14 枚 拡大写真

BenQジャパンが販売するプロジェクター『W1080ST』は、世界初となる超短焦点型DLPフルHDホームプロジェクターだ。

今まで必要だった長い投写距離を必要としないことを特徴とし、1mの距離で65.7インチの大画面投写を実現する製品。小さな部屋でもプロジェクターでフルハイビジョン映像を楽しめるのか? 実際に試してみた。

目標とするのは、W1080STを使ってプレイステーション3の『グランツーリスモ5』(もうすぐ6も発売だが)を大画面でプレイすること。まずはW1080STを使うためのセッテイングを実施した。

各種デバイスに対応、1mの距離でも合う焦点

PS3とW1080STは、HDMI端子を使って接続。HDMI端子があるので、PS3のほかにもデジタルビデオカメラをつなげて撮影したハイビジョン映像を簡単に見ることもできる。そのほか、アナログRGB(ミニD-sub15ピン)端子を使ってパソコンと接続、PCを使ってプレゼンテーション映像を映し出すことも可能だ。

セッティングが終わって実際に映像を映し出す。おおよそ1mの距離から投影してみると、当然のことながらきちんと焦点が合う。さすがに台形補正が大きすぎるポジションでは焦点が甘いところもでてきてしまうので、スクリーンに対してまっすぐなポジションにプロジェクターをおくことが理想だろう。

W1080STが映し出す映像の明るさは2000ルーメンとなっているが、実際にどれくらいの明るさなのだろうか? 室内に外光(曇り)が入る状態でセッティングして確認すると、PCを使ってプレゼンテーション資料を映してみたが、わざわざ照明を落とさなくても表示を確認できる。本格的にハイビジョン映像を楽しむには、やはりカーテンを敷いて部屋を暗くする必要があるだろう。

さて、次に音の確保が問題となるが、W1080STは、スピーカーが搭載されているので本体のみでもゲームの音を楽しめる。また、オーディオミニジャックが用意されるので、ヘッドフォンで臨場感を味わうのがベスト。

部屋の空間を維持できるメリット

実際にグランツーリスモ5をプレイした印象は、部屋を暗くして楽しんだのも影響したのか大画面なだけに迫力が増す。明るい部屋でもクッキリ映ってスイッチオンで使える液晶テレビになれてしまった人には、プロジェクターを使うのは少々面倒と思われるかもしれないが、大型の液晶テレビを小さい部屋に置いた時の圧迫感を考えると、このスタイルはありかもしれない。

そもそも、プロジェクターによる映像は、暗いシーンが多い映像でも階調をつぶすことなく黒色を美しく表現できることを特徴としているので、映画好きな人には適している。

さて、W1080STの市場での価格はおおよそ10万円台前半で売られている。AVマニアが一度は夢見る、大画面のスクリーンと迫力のサウンドを楽しめるリスニングルームが、W1080STとヘッドホンの組み合わせで自分のものになると考えれば、選択肢に入れる余地はある。

ビジネスシーンでも、プレゼンテーション等でパソコンの画面を表示したいといった場合、白い壁さえあればスクリーンを用意しなくても十分に役に立つ。キャリングケースも付属し本体重量も約2.85kgと持ち運びしやすいので、会社に一つあればいろいろと活用することができそうだ。

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