韓国のヒュンダイモーター(現代自動車。以下、ヒュンダイ)は12月2日、11月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は40万8533台。前年同月比は2.8%減と、2か月ぶりに前年実績を下回った。
海外では11月、35万4231台を販売。前年同月比は1.3%減と、マイナスに転じた。その内訳は、海外生産分が2.6%増の24万7364台と、引き続き好調。輸出分は10万6867台で、前年同月比は9.2%減と、2か月ぶりに前年実績を割り込む。
海外では、米国での新車販売が回復傾向。11月としては過去最高の5万6005台を売り上げ、前年同月比は4.7%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
小型車の『エラントラ』が、5ドアハッチバックの『エラントラGT』と2ドアクーペ投入の効果もあり、1万6751台を販売。前年同月比は5.2%増と、17か月連続で増加した。新型を発売したSUVの『サンタフェ』シリーズも、前年同月比43%増の9657台と、2か月連続のプラス。しかし、主力中型セダンの『ソナタ』は、6%減の1万6595台と、2か月ぶりの前年実績割れ。
一方、地元韓国の新車販売は、引き続き減速。11月の韓国新車販売は5万4302台で、前年同月比は11.9%減と、3か月連続で前年実績を下回った。新型サンタフェ効果で、SUVの11月販売は1.8%増の1万2526台と、2か月連続の前年実績超え。
また、バスやトラックを含む商用車は、前年同月比7.5%減の1万4980台と、3か月連続で減少。乗用車も19.1%減の2万6796台と、3か月連続で前年実績を下回っている。