JX金属、銅精鉱・硫酸兼用船「鉱硫号」が竣工

船舶 企業動向
竣工した鉱硫号前に JX金属足立社長(左)
竣工した鉱硫号前に JX金属足立社長(左) 全 2 枚 拡大写真

JX日鉱日石金属の子会社日本マリンは、建造を進めていた銅精鉱・硫酸兼用船「鉱硫号」が竣工したと発表した。

JX金属グループは、日本からチリへの硫酸の輸出、チリからの銅精鉱の輸入で輸送効率化を図るため、1隻で両貨物を輸送できる鉱硫船を運航してきた。

新造船は、2010年9月から運航してきた「マー・カミノ号」に続いて建造を進めてきたもの。日本マリンでは、新造船とマー・カミノ号の運航により、年間約40万トンの銅精鉱をパンパシフィック・カッパー佐賀関製錬所、日比共同製錬の玉野製錬所、韓国のLS-ニッコー・カッパーの温山製錬所に輸送する。同時に、佐賀関製錬所から年間約24万トンの硫酸をチリに輸送する。

同社グループでは、チリのカセロネス銅・モリブデン鉱床で、2014年1月から銅精鉱を生産する予定。新造船の竣工により、日本~チリ間での銅精鉱、硫酸の安定供給とJX金属グループでの銅事業の物流効率化を図る。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ゴミ回収箱に人が入ることは予見不能
  2. 「さすが俺達の日産技術陣!」日産の新型EVセダン『N7』にSNS反応、「カッコ良すぎないか」などデザイン評価
  3. ヤマハの125ccスクーター『NMAX 125 Tech MAX』が世界的デザイン賞、ヤマハとしては14年連続受賞
  4. ホンダ『モンキー』イベントに過去最高の550台超が集結!「自腹」でも続ける「二輪文化継承」への思い
  5. ショッピングセンターに320台の名車・旧車が大集結…第5回昭和平成オールドカー展示会
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. AI導入の現状と未来、開発にどう活かすか? エンジニアの声は?…TE Connectivityの独自リポートから見えてきたもの
  2. トヨタ「GRファクトリー」の意味…モータースポーツのクルマづくりを生産現場で実現【池田直渡の着眼大局】
  3. 住友ゴム、タイヤ製造に水素活用…年間1000トンのCO2削減へ
  4. EVシフトの大減速、COP消滅の危機…2024年を振り返りこの先を考える 【池田直渡の着眼大局】
  5. 【学生向け】人とくるまのテクノロジー展 2025 学生向けブース訪問ツアーを開催…トヨタ、ホンダ、矢崎総業、マーレのブースを訪問
ランキングをもっと見る