JR東海、新大阪駅の大規模改良工事が完了へ…災害時のダイヤ回復能力を強化

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新大阪駅の新幹線新神戸方に設置されている引上線。従来は2線だけだったが、これを4線にする大規模改良工事がまもなく完成する。
新大阪駅の新幹線新神戸方に設置されている引上線。従来は2線だけだったが、これを4線にする大規模改良工事がまもなく完成する。 全 2 枚 拡大写真

JR東海は12月4日、東海道新幹線の新大阪駅(大阪市淀川区)で進めてきた大規模改良工事について、2014年1月に工事が完了すると発表した。

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同駅の新幹線設備はホームが4面7線、新神戸方の引上線が2線だったが、JR東海は災害などの異常発生時におけるダイヤ回復能力の向上や増発への対応などを目的にホームを1面1線増やして5面8線に、引上線を2線増やして4線にする大規模改良工事を計画。2007年から工事を始めた。

ホームや線路の増設で必要となった土地は、新幹線高架橋の北側にある阪急電鉄の所有地を一部活用した。この敷地は十三~新大阪~淡路間と新大阪~神崎川間を結ぶ計画だった阪急新大阪連絡線の建設用地として確保されていたが、2003年に十三~新大阪間を除き建設計画が正式に中止されたため、敷地に余裕ができていた。

今年3月16日、27番線ホームと引上線3・4番線の使用を開始。2014年1月26日には引上線1・2番線設備の改良も完成する予定だ。今後、試験運転などを経て、本年度中に引上線を4線体制にして本格的に使用を開始する。

《草町義和》

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