アウディのドイツ本社は12月9日、11月の世界新車販売の結果を明らかにした。総販売台数はおよそ13万2050台。前年同月比は6.8%増と、引き続きプラスを維持する。
市場別では、回復傾向の欧州が減少に転じた。11月は前年同月比1.6%減の5万7750台と、3か月ぶりに前年実績を下回った。このうち、地元ドイツは13.4%減の2万0804台と、3か月ぶりの前年実績割れ。
英国は11月、9292台を売り上げ、前年同月比は13.6%増と11か月連続で増加した。フランスは4622台にとどまり、前年同月比は7.2%減と引き続きマイナス。スペインも4.7%減の2275台と、2か月ぶりに前年実績を下回る。イタリアは12%増の3910台と、2か月連続のプラス。ロシアは18.4%増の3468台と、2か月連続の前年実績超え。
アジア太平洋地域は11月、前年同月比17.3%増の5万1650台と、9か月連続の2桁増。このうち、中国(香港を含む)は4万4334台を売り上げ、前年同月比は17.9%増と9か月連続で増加した。米国は1万3636台を販売。前年同月比は13%増と、35か月連続で前年実績を超えている。
車種別では、新型『A3』シリーズが引き続き人気。11月は、前年同月比は40.7%増と大きく伸びた。『Q3』も前年同月比57.1%の大幅増。『Q5』も前年同月比14.2%増と好調。
アウディの2013年 1‐11月世界新車販売は、前年同期比7.4%増のおよそ144万4750台。同社のルカ・ディ・メオ営業担当取締役は、「11月の良好な結果により、すでに2012年の年間販売台数を超えた。年間目標の150万台達成は確実」と語っている。