ボーイング、女性エンジニアがフライトの効率化に貢献

航空 テクノロジー
モニカ・アルキャビン
モニカ・アルキャビン 全 1 枚 拡大写真

ボーイングは同社の女性航空宇宙エンジニアであるモニカ・アルキャビンが、航空機の渋滞によって起こる、離陸や着陸の遅れがもたらす燃料消費や二酸化炭素の排出を抑える効率化したフライトを、技術や戦略で行うシステム開発に大きな貢献を果たしていることを明らかにした。

アルキャビンと航空エンジニアのチームは、ボーイングが開発した航空機に搭載されたテクノロジーや戦略によって、航空渋滞管理システムの運用効果を改良することで削減される燃料の使用量を評価した。

「航空渋滞の管理者達はとても詳細な手順を追って、適度なシークエンスを離陸と着陸の間に実施させ、航空機同士の距離を保っています。航空機が水平飛行や速度を落とすように指示されるいかなる時も、それは余分な燃料を燃やし、さらなる二酸化炭素が大気に流れ出し、航空会社により高いコストをかけてしまいます」

「もし航空機が空において唯一の飛行を行うとすれば、離陸の後に制限の無い上昇ができ、さらに最適の高度で目標に向かってダイレクトな経路を辿ることができます。私達が推奨する『最適化されたフライト』は航空機が離陸や着陸において、数多くのターンや水平飛行を行わずに済み、余分な燃料を消費することなく他の航空機との渋滞にフィットすることができます」とアルキャビンは語った。

2012年度の航空輸送アクショングループの報告によれば、この最適化されたフライトの技術は、航空会社の年間燃料消費を900万トン削減し、2600万トンの二酸化炭素排出を抑制するものとなり、EPAのデータを使用によれば、それは1年間に道路から540万台の車を排除したものと同様となるとのことである。

《河村兵衛》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る