三菱重工、「ICTソリューション本部」を新設…高度なICTソリューション事業の新規発掘

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三菱重工業は、2014年1月1日付で、全社のICT(情報通信技術)を統括する新組織「ICTソリューション本部」を新設すると発表した。

ICTソリューション本部の新設は従来、提供してきた製品に通信ネットワーク技術、情報処理技術などのICTを組み合わせて、製品の競争力強化を図り、高度なICTソリューション事業の新規発掘と拡大を目指す。

ICTソリューション本部は、技術統括本部のIT部門と、エネルギー・環境ドメイン原子力事業部の電気計装技術部門、交通・輸送ドメイン交通システム事業部のITS SBU(戦略ビジネス・ユニット)を統合して発足する。

発足時の人員は約700人で、本社(東京都港区)と神戸造船所(神戸市)に重点配置する方針。初代本部長には児玉敏雄取締役常務執行役員・技術統括本部長が兼務で就任する。

ICTの進歩に伴って、クラウドやビッグデータなど、ICTを活用したソリューション・ビジネスが急速に拡大している。同社でも、スマートコミュニティ事業に進出するなど、この分野の取り組みを加速しており、今回の新組織設立は、全社的なICT事業支援体制の整備と、製品ごとに異なる技術・開発手法の統合・共有を効率的に推進していく狙いがある。

また、各事業分野に分散するICT技術者を集約配置することで、既存事業の人的リソースの拡大ニーズにも円滑、安定的に対応できる組織の構築を目指す。

同社は新組織の設立を機に、ICTソリューション事業への取り組みを強化していく方針で、既存事業でも重要性を増しているICT技術のレベルアップ、同社が保有するノウハウの有効活用とともに、戦略的なアライアンスやM&Aを推進し、製品・事業の競争力強化を図る。

これによってスマートコミュニティ、各種プラント、製品の運転監視・診断、高度な空環境を提供するスマート空調やビル統合運用・支援、地域防災ソリューションなど、ICTを活用したサービス事業分野の拡大を加速していく考え。

《レスポンス編集部》

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