JR北海道、事故直後の改ざん「言語道断」…太田国交相

鉄道 行政

太田昭宏国土交通大臣は12月13日の閣議後会見で、JR北海道が9月19日の貨物列車脱線事故の直後にレールの計測データを改ざんしていたことが明らかになったことについて「正しい原因究明を阻害するもので言語道断」と述べ、今後厳正な対処を検討する考えを示した。

この改ざんについては、JR北海道が12月12日に発表。同社は、事故前直近の6月7日の検査で、脱線箇所のレール幅を25mmと国交省に報告していたが、実際は39mmで、基準値を大幅にオーバーしていた。

太田国交相は「11日と12日の監査で、軌道変異が39mmであったことを確認し、大沼保線管理室と函館保線所の社員からの聞き取り調査で、改ざんを確認した」と述べ、さらに「これまで明らかになっている改ざんとは比較にならないほど悪質で、許しがたい行為だ」と厳しく批判し、「しかるべき厳正な対処をしていきたい」と述べた。

鉄道事業法では、同法に基づく特別保安監査を「拒み、妨げ、若しくは忌避し、又は質問に対して陳述をせず、若しくは虚偽の陳述をした者」を100万円以下の罰金に処すると定めている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『ES』新型にも「Fスポーツ」設定か...これが市販型デザインだ!
  2. マツダの新型SUVが約250万円から!?「バグってる」「買わない理由がない」など驚きの声殺到
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【スズキ クロスビー 改良新型】フルモデルチェンジ級進化の原点は「ハスラーとの差別化」だった
  5. BMWが機能向上、『2シリーズ』新色・『4シリーズ』照明強化・『5シリーズ』利便性アップ…今秋から欧州で
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る