米国の自動車大手、フォードモーターは12月12日、2017年までに北米で販売するフォードブランド車の70%に、アイドリングストップを用意すると発表した。
これは、フォードモーターが推進する燃費向上計画の一環として行われるもの。同社によると、市街地走行ではアイドリングストップにより、燃費を最大10%程度向上できるという。
2013年12月以降、北米市場に導入されるアイドリングストップ装着車には、2014年モデルの『フィエスタ』がある。同車には、3気筒ガソリンターボの「1.0エコブースト」を搭載。米国EPA(環境保護局)認定高速燃費は、19.13km/リットルと、米国市場においては、ハイブリッドとディーゼルを除いて最も燃費性能に優れる。
すでにフォードモーターは、ハイブリッド車とプラグインハイブリッド車(PHV)、欧州向け車両の一部に、アイドリングストップを採用。2013年末までには、アイドリングストップ装着車の世界販売が、50万台を超えると見込む。
フォードモーターのグローバルパワートレイン担当、ボブ・ファスセッティ副社長は、「アイドリングストップの搭載車種を広げることが、持続できる環境へのソリューションの一部として機能する」と述べた。