ISS、熱制御用外部排熱システムに異常…シグナス補給船打ち上げは延期の可能性

宇宙 テクノロジー

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、12月11日に国際宇宙ステーション(ISS)の熱制御用外部排熱システム(ETCS)に異常が発生したと発表した。

NASA(米航空宇宙局)による原因究明により、ETCSの冷媒(アンモニア)を、冷却用ラジエータへ流す量を調整する弁がうまく機能していないことが判明した。引き続き、NASAは対応処置を行っており、当面の対策として、地上からの操作で、別の弁を用いて流量の調整を試みている。

日本実験棟「きぼう」は、2系統のうち、1系統の電源のみを使用して運用している。クルーの安全性、搭載機器の健全性には問題無いとしている。

オービタル・サイエンシズのシグナス補給船運用1号機の打上げ時期(日本時間12月20日午前)は再検討となり、ETCS不具合復旧のための船外活動実施についても検討が並行して進められている。

《レスポンス編集部》

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