ダイハツ、タントベースの福祉車両…汎用部品の採用で大幅コストダウン

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タントスローパー
タントスローパー 全 8 枚 拡大写真

ダイハツ工業が12月12日に発売した新型『タント』ベースの福祉車両は、車いす仕様車の『タントスローパー』で従来モデルより約15万円、助手席昇降仕様の『タントウェルカムシート』で約17万円値下げしている。

ダイハツ国内企画部特装車両室の太田吉彦室長は「軽で福祉車両を展開するにあたり登録車と同じような価格差で売っていていいのかという議論が社内にあり、やはり軽にふさわしい価格、ないし機能をしっかり追求していくということを考えた」と語る。

具体的には「シートリフトの場合、従来は力の大きいモーターを使っていたが、新型ではシートが常に一定の力で出るスライド機構としたことで、力は弱いけれども安価なパワーウインド用モーターで使えるようになり大幅なコストダウンができた」という。

また車いす仕様車も同様で「ウインチも従来は大きなモーターで専用のものを使っていたが、これも世界中で売られている高性能で大量に造られているモーターを使って乗り降りできる仕組みにすることで安くできた」とした上で、「ベース車のタントそのものも安くなっていることも大きい」と明かした。

また先代モデルでは1モデルのみの展開だったが、タントスローパーは4、タントウェルカムシートは3グレードにそれぞれ拡大。またタントスローパーはダイハツの福祉車両として初めて型式認定も取得している。価格はタントスローパーが142万~178万円、タントウェルカムシートは155万6000~181万3000円となっている。

《小松哲也》

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