エアバス、環境に優しいタキシングシステムの開発に関する了解覚書にサイン

航空 企業動向
EGTSインターナショナルのエレクトリック・グリーン・タクシーイング・システム
EGTSインターナショナルのエレクトリック・グリーン・タクシーイング・システム 全 2 枚 拡大写真

エアバスは12月18日、サンフランとハネウェルの合同ベンチャー企業であるEGTSインターナショナルと『A320』シリーズに対する自律的電子プッシュバック及び地上走行ソリューションを開発、評価する為の了解覚書(MoU)にサインしたことを明らかにした。

この契約はEGTSインターナショナルのエレクトリック・グリーン・タキシング・システムの選択を可能とし、『eTaxi』とエアバスが命名したA320系列に対する新しいオプションの査定を行う。このオプションは航空機がゲートから牽引車無しで押し戻され、滑走路への地上走行や着陸後のゲートへの帰還を、メインエンジンを運用すること無く可能にする。

eTaxiは航空機の予備パワーユニット(APU)を使用し、メイン着陸装置のホイールにフィットする電子モーターに電源を与える。この構造はパイロットが地上走行の間に、彼等の航空機のスピードと方向に対するコクピットからの完全なコントロール機能を含んでいる。

「我々はカギとなる顧客であり、革新における産業のリーダーであるエアバスとの関係を強化することを非常に喜んでいる。この契約を通して我々は我々の独自の着陸装置システムを使用し、A320系列の為に清潔な地上走行のソリューションを開発する」とサフランのEGTSプログラム副社長であるオリビエ・サヴィン氏は語った。

eTaxiは航空機の1度の旅程において、燃料消費と二酸化炭素の排出を約4パーセント削減するという予想が立てられている。

《河村兵衛》

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