新たな高速道路料金 料金水準を3つに統一...国交省

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新たな高速道路料金のに関する基本方針で、国交省は料金水準を3つに統一した
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国土交通省高速道路課は20日、新たな高速道路料金について関する基本方針を発表した。1キロ当たりの料金水準を「普通区間」「大都市近郊区間」「海峡部等特別区間」の3つの水準に統一し、割高区間の是正を目指した。道路ごとに設定されていた特別料金水準は廃止された。

新たな料金水準は、下記の3つ。

「普通区間」・・・24.6円/km
「大都市近郊区間」・・・29.52円/km
「海峡部等特別区間」・・・108.1円/km

普通区間の24.6円/kmという新たな水準は、現行普通区間水準の基本水準と同じだ。関越道(関越トンネル)、中央道(恵那山トンネル)などは、普通区間でありながら、それより高い水準、28.08円/km、34.0円/km、39.36円/km、64.0円/kmが設定されていた。これら割高6区間と本四高速の陸上部分の特別料金水準を廃止し、統一した。

首都圏、関西圏に設定された大都市近郊区間の水準は、現行と同じ。

伊勢湾岸道(108.1円/km)、アクアライン(179.28円/km)、本四高速の海峡部分(252.72円/km)、本四高速の明石海峡(404.35円/km)の海峡部等特別区間については、伊勢湾岸道並みの108.1円/kmに引き下げて統一する。

高速道路の大半を占める普通区間や大都市近郊区間では、料金水準は現行と変わらないため、料金に大きな変化はない。割高区間が大幅に引き下げられた。

ただ、こららの料金水準の対象はETC利用車だけに限定される。現金利用車は現行の料金水準が維持される。

この基本方針を受けて、新しい料金案が各高速道路会社から、年明けに公表される見込み。

《中島みなみ》

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