海上自衛隊「US-2型救難飛行艇」が荒海への着水・救助に成功

航空 テクノロジー
GEアビエーショングループのダウティ・プロペラーズが製造したプロペラシステム「R414」を搭載した海上自衛隊の「US-2型救難飛行艇」
GEアビエーショングループのダウティ・プロペラーズが製造したプロペラシステム「R414」を搭載した海上自衛隊の「US-2型救難飛行艇」 全 1 枚 拡大写真
GEアビエーションは、グループでプロペラシステムを開発・製造する英国のダウティ・プロペラーズが製造した「R414」を搭載した新明和工業製「US-2型救難飛行艇」が、過酷な状況下でも高い性能を発揮することが実証されたと発表した。

ダウティ・プロペラーズ製R414は、6枚の複合材製ブレードで構成するプロペラシステムで、US-2に搭載されたロールスロイス製AE2100ターボプロップ・エンジン4発に装備した。高波やうねりにも強い優れたSTOL(短距離離着水陸)性能を確保するために特別に設計した。

「R414」を搭載した海上自衛隊のUS-2型救難飛行艇が、厚木航空基地から出動し、風浪階級5、波高約4メートルの荒海という極めて困難な状況下無事着水した後、ヨットの救命ボートで避難していた乗員2人の救助に成功した。

ダウティ・プロペラーズのオリバー・タワーズ社長は「あのような海の状態はプロペラにとって究極のチャレンジであり、US-2による救助活動で我々のプロペラの真価が問われた。R414プロペラシステムは、高効率で、曲げる力・浸食・疲労などに強い耐性を持つように設計されているため、US-2型救難飛行艇が最も困難な海面状態でもSTOL性能を発揮できるようになっている」と述べている。

海上自衛隊はUS-2型救難飛行艇を5機保有しており、累計の飛行時間は、数千時間に達している。

GEアビエーション傘下のダウティ・プロペラーズは、プロペラシステム開発製造の大手で、長年にわたってブレードから軍事用輸送機、旅客機やホーバークラフト向け複合材製プロペラまで幅広く展開している。

ダウティ・プロペラーズのプロペラシステムは、新明和工業製US-2のほか、ロッキード・マーティンC-130J、ボンバルディアのダッシュ8 Q400、サーブ340、サーブ2000、アレーニア・アエロナウティカのC-27J、フォッカー50にも使用されている。また、テクストロン・マリンのエアクッション型揚陸艇(LCAC)ホーバークラフトにも搭載されている。

《レスポンス編集部》

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