日本海事協会、無溶剤型エポキシ塗料を代替塗装システムとして型式初認定

船舶 企業動向
中国塗料が開発した海水バラストタンク用の1回塗り無溶剤型エポキシ塗料を採用したナカタ・マック向けプロダクトキャリア「モーニング・アイビス」
中国塗料が開発した海水バラストタンク用の1回塗り無溶剤型エポキシ塗料を採用したナカタ・マック向けプロダクトキャリア「モーニング・アイビス」 全 1 枚 拡大写真

日本海事協会は、中国塗料が開発した海水バラストタンク用の1回塗り無溶剤型エポキシ塗料をPSPC(IMO塗装性能基準)での代替塗装システムとして型式認定した。

無溶剤型塗料の型式認定は、同協会にとって初めてとなる。

PSPCでは原則、エポキシ塗料の2回塗りを要求している。同協会は無溶剤型エポキシ塗料が、PSPC代替塗装システムの基準を満たすことを確認するとともに、塗料の性能が2回塗り塗料と同等以上であることを塗装要領を含めて検証し、1回塗り無溶剤型エポキシ塗料として型式認定した。

無溶剤型エポキシ塗料は、塗料中に揮発性有機化合物(VOC)を含んでいないことから、大気汚染などの環境問題への対応、塗装作業者の健康・安全に配慮した作業環境の改善に寄与する。

今回の型式認定のもと、尾道造船が建造したナカタ・マックコーポレーション向けプロダクトキャリア「モーニング・アイビス」の海水バラストタンクにこの塗装システムが施工された。

同協会は今後も、迅速な承認・認定と必要な技術支援を通じて、新技術の実用化に向けて取り組んでいくとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
  2. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ...ワイド&ローのフォルムに注目だ!
  3. 「昭和のオート三輪風に…」ソーラーパネル搭載3輪EV『スリールオータ』に注目!「なんか可愛い」とデザインを評価する声も
  4. そのホイール、何年使ってる? 知られざるアルミホイールの寿命と見極め術~カスタムHOW TO~
  5. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る