【COTY 選考コメント】MQBで実現したコストダウンと品質維持に驚き…斎藤聡

自動車 ニューモデル 新型車
新型フォルクスワーゲン ゴルフ
新型フォルクスワーゲン ゴルフ 全 8 枚 拡大写真
『ポロ』から『パサート』まで開発可能なモジュールボディ構造を取ることで開発コストの軽減を図りながら、極めて完成度の高い、素晴らしい操縦性と操縦安定性を備えたクルマを作り上げた点を高く評価した。

Cセグメントと呼ばれるこのクラスは、多くのメーカーが参入し、しのぎを削っている。そんな激戦区にあって、『ゴルフ』の操縦性はきわめて正確かつ素直。平たく言えば、癖がなく、思い通りにまっすぐ走りかつ曲がってくれる、誰にでも乗りやすいクルマに仕上がっている。コストダウンを図りながらこれだけの性能を実現することができたのは驚くべきことだと思う。

それを実現するためのキーポイントとなった技術がMQBボディというモジュールボディ構造。ボディを各セクションごとにモジュール化することで、多くの車種に互換性を持たせることでトータルとしてのコストダウンを図っているのだという。ゴルフに乗る限り、コストを抑えても、品質を落とさないためのアイデア(発明)ともいえる。

VW『ゴルフ』:10点
マツダ『アテンザ』:5点
三菱『アウトランダー PHEV』:5点
ホンダ『フィット』:3点
ボルボ『V40』:2点


斎藤聡|モータージャーナリスト
特に自動車の運転に関する技術、操縦性に関する分析を得意とする。平たくいうと、クルマを運転することの面白さ、楽しさを多くの人に伝え、共有したいと考えている。そうした視点に立った試乗インプレッション等を雑誌及びWEB媒体に寄稿。クルマと路面との接点であるタイヤにも興味をもっており、タイヤに関する試乗レポートも得意。また、安全運転の啓蒙や普及の重要性を痛感し、各種セーフティドライビングスクールのインストラクターも行っている。

《斎藤聡》

斎藤聡

特に自動車の運転に関する技術、操縦性に関する分析を得意とする。平たくいうと、クルマを運転することの面白さ、楽しさを多くの人に伝え、共有したいと考えている。そうした視点に立った試乗インプレッション等を雑誌及びWEB媒体に寄稿。クルマと路面との接点であるタイヤにも興味をもっており、タイヤに関する試乗レポートも得意。また、安全運転の啓蒙や普及の重要性を痛感し、各種セーフティドライビングスクールのインストラクターも行っている。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
  4. メルセデスベンツ『Cクラス』次期型を予告、光る大型グリル採用…初のEVも設定へ
  5. 「みんなガソリン車が欲しいんだよ…」フィアットの新コンパクト『グランデパンダ』、6速MT登場に日本のファンも反応
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る